母国ではない国で仕事をすること。外国で開業すること。
そういうことに感心をしてしまう。


ある日、街角に出来たインド料理屋の店主は、もちろんインド人。
それほど上手ではない日本語ではあるけど、立派に店を構えて運営する。味もそこそこだ。

中華街も然り、新大久保の街でも同じく、どこかの国からやってきて仕事を始める。もちろん日本人もパリやロンドン、その他の都市で日本人街を展開しているのだから驚く。

これって、すごい偉業なのかもしれない。

メキシコシティで行ったピザ屋でも、イタリア人のお兄さんがこの街を気に入り、5年前に移住し開業したと言っていた。
味は、イタリアで食べたピザより美味しい出来映え。(と感じた。イタリアでピザは一度食べただけだから、美味しいイタリアのピザは良く知らない。。。)
お店の雰囲気も素敵だった。彼の仕事風景は、とても自然で軽やか。
多少、釜からの排煙が気になったぐらいで、パーフェクト。
まさにリトルイタリア。そのお店でイタリアの空気を作り出しているような気がした。

自分の知らない土地で何かを始めることは、とても興味深い。
未開の地に自分らしい空間を作り出す事に対しては、特に思いを強くしてしまう。いつかそんな日が来るのかなぁと思う梅雨の良く晴れた夜でした。